准看護師の免許を取得するためには、定められた教育課程を修了し、都道府県が実施する試験に合格する必要がある。中学卒業後にこの道を目指す場合は、准看護師養成所で2年間学ぶか、高校の衛生看護科で3年間の課程を修了するのが一般的だ。高校を卒業してから目指す場合は、養成所の2年課程を選択することになる。最短ルートなら同年代が高校を卒業する時期にはすでに准看護師として実社会で活躍し始めることが可能であり、早期に専門職として自立できる点は大きな特徴だろう。

養成所には全日制と定時制の2つの形態があり、多くの学生が自分の生活スタイルに合わせて選択している。授業日数や時間帯は学校によって異なり、空いた時間を利用して病院などで助手として働きながら学ぶことも可能だ。実際に社会人経験を経てから別の業界から転身し、働きながら免許取得に励む人も少なくない。経済的な自立を図りながら専門的な知識と技術を習得できる点は、准看護師養成課程の大きな利点だ。

准看護師試験は年に1回、各都道府県で実施される。例年2月に行われ、試験日が重ならなければ複数の都道府県で受験することも可能だ。試験科目は基礎看護や各科の看護など広範囲にわたるが、合格率は例年90%台という極めて高い水準で推移している。養成所での講義や実習に真面目に取り組み、基本的な知識を確実に定着させていれば、不合格になるリスクは低いだろう。資格取得後は、即戦力として現場で経験を積みながら正看護師へのステップアップを目指すという選択肢も広く認知されている。